【不登校-その時、保護者は】(3)親の会 共感、支え 悩みを分かち合う (2/4ページ)

2014.9.28 17:02

 松田さんは「苦しむ親の状況は私のときと変わっていない。相談に行く場所が分からなかったり、子供とのやり取りで悩んだり。不登校の子が生きていくうえで何が大事なのかを一緒に考えたい。親が安心できる居場所であり続けたい」と話す。

 親の会は毎月1回、開催している。子供の不登校が始まったばかりで葛藤のさなかにいる人、不登校を受け入れて落ち着いている人、子供が就学時期を過ぎた人などさまざまだ。親の会に通う山下久代さん(57)=仮名=は「ブルースカイに来るといろんな人がいる。子供は落ち着けば、また動き出せるんだって安心できる。私自身を受け入れてもらえる。どんな生き方をしても大丈夫なんだと思えるんです」。

 不登校の保護者が集まる親の会は全国に存在する。悩みを分かち合える場は少しずつだが増えている。

保護者が求めているのは「共感」と「支え」

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