西陣織会館は、京都が世界に誇る伝統工芸「西陣織」をはじめ、和装文化の魅力を体験してもらおうと、「西陣織物館」として大正4年に創設。入館は無料だ。着物ショーは和装産業と観光振興を目的に昭和31年から始まり、1日7回、無料で上演している。
小紋や浴衣の着付けをしてもらい京の街を散策できるほか、機織り体験ができたり、芸舞妓(げいまいこ)や十二単姿で着物ショーのモデルになれたりもする(いずれも有料)。実はこの日、十二単姿で登場したのは、青森県から観光で来ていた女性(34)。「京都で源氏物語の世界に浸れる十二単を着てみたかった。モデル体験もできて感激です」
修学旅行で訪問
同館館長の大槻ゆづるさんによると、平成に入った頃から外国人が訪れるようになった。一気に増加したのは、中国人の個人観光ビザの発給条件が緩和された22年頃。中国や台湾からテレビ、雑誌の取材が多くなったことで拍車がかかり、東南アジアや欧米などからも観光客が訪れる人気の施設になった。