レア感が人気の秘密
ネスレと江崎グリコは海外に広く販売網を展開しており、キットカットやポッキーは多くの外国人にとってなじみ深い商品だ。これほど売れに売れているのは世界ブランドにおける日本限定のご当地品であり、「信頼度と“レア感”を兼ね備えた商品だから」(ネスレ日本)といえそうだ。
こうなると「抹茶味」を一時のブームで終わらせるのはもったいない。外国人観光客の需要を取り込み、ブームの波をさらに広げようと、各社は拡販に乗り出している。
ネスレ日本は成田空港や関西国際空港など国内主要空港内にある免税店で、20年に発売した「宇治抹茶」に加え、22年に桜の香りを加えた「桜抹茶」を投入。店頭での商品案内や外国人向け情報誌への掲載などで売り込みを強化している。
一方、江崎グリコも9月から、成田、羽田空港を中心に「ポッキーミディぽってり抹茶」を発売している。成田空港の免税店では「抹茶コロン」に対し、英語や中国語、タイ語など5カ国語で記した商品POP(販促広告)で分かりやすさも追求した。