愛犬の口臭が気になるという飼い主は多いだろう。犬は人間に比べて歯周病になりやすい。放置すればあごの骨折や心疾患にもつながりかねないという。家庭でできるケアの方法を獣医師に聞いた。(日野稚子)
2本も抜歯を…
ミニチュアダックスフント3頭を飼育する都内の会社員の女性(48)にはつらい思い出がある。2年前、当時12歳の1匹の目と鼻の間が腫れた。動物病院に連れていくと、歯周病と診断され、2本抜歯することになった。現在、10歳の1匹も歯石があると指摘され、本格的に愛犬の歯磨きに取り組むことにした。
犬の歯周病ケアは重要だ。「人間よりも歯石ができやすく、歯周病になりやすい」とペットケアグッズなどを扱うライオン商事(東京都墨田区)で啓発活動を行う獣医師の中村恒彰さんは指摘する。
中村さんによると、歯のケアを怠ると、歯の表面や歯周ポケットの中に歯垢(しこう)がたまり歯周病菌が増加する。歯垢はやがて石灰化して歯石になり、歯周病の原因となる。