『頑張って生きるのが嫌な人のための本-ゆるく自由に生きるレッスン-』【拡大】
□『頑張って生きるのが嫌な人のための本 ゆるく自由に生きるレッスン』
■後ろ向きのときがあってもいい
春。希望に満ちた季節を迎えている新入生や新社会人が多いことでしょう。新しい仲間を迎える側も「夢を持って頑張ろう」といった前向きな言葉をかける機会が多いのではないでしょうか。
一方で、もうあとひと月すればいわゆる「五月病」の季節。理想と現実、あるいは周囲の評価と自分の気持ちの間のギャップに苦しむ人も少なくありません。
どうしても前向きになれないときがあってもいいではないですか。そんなとき自分を守るために引きこもったりせずに(それも一つの方法ですが)、後ろ向きのまま世の中を渡っていく方法はないのでしょうか。
親しい友人が「自由になりたいんだ」と言って自らこの世を去ってしまったことをきっかけに、著者は本当の自由とはなにか、それを失わずに生き抜く方法はないのかを哲学や宗教をヒントに考えます。(大和書房・本体1400円+税)
千駄木・往来堂書店=(電)03・5685・0807 店長 笈入建志(おいりけんじ)