ドーンセンターで開かれた講座「心が折れない男の生き方」。仕事帰りの男性たちが多く参加した=平成23年10月、大阪市中央区のドーンセンター【拡大】
講座や研修などセンターの事業を管理運営している府男女共同参画推進財団は6年前、府の財政状況悪化を理由に廃止案が打ち出された。なんとか廃止は免れたものの、補助金は全面カット。規模を縮小しながら自立の道を探ったが、「女性の起業」「NPO法人設立」といった長期講座の打ち切りを余儀なくされた。
そこで財団は、「1回きりでも先駆的なセミナーを打ち上げよう」と発想を転換。21年度に男性介護者の講座を開催したところ、定員の倍を超える申し込みがあった。
「心が折れない男の生き方」「育児も仕事も楽しむ男性版多角的人生のススメ」。その後も男性向けやネット社会の闇を考える講座などを開催。反響は大きく、利用者数の大幅な増加とはいかないまでも、これまでセンターに足を踏み入れたことのなかった層の呼び込みに成功したという。
財団理事で統括ディレクターの仁科あゆ美さんは「社会の動向や課題をいち早くキャッチし、人々の心に響く講座を打ち上げて、さまざまな層の人々を取り込みたい」と話す。