ドーンセンターで開かれた講座「心が折れない男の生き方」。仕事帰りの男性たちが多く参加した=平成23年10月、大阪市中央区のドーンセンター【拡大】
「満員御礼」抽選も
ドーンセンターのように新たな試みに取り組むセンターはほかにもある。大阪府立大学女性学研究センター長の伊田久美子教授(ジェンダー論)は「長期的な方針は打ち出しにくくなったが、幅広い層を取り込もうという動きが出てきている」と指摘する。
東京都大田区の区立男女平等推進センター「エセナおおた」は、「リタイヤ後を10倍楽しく!今から準備する男の教養講座」「ママと子どもの園デビューを応援します!」といったユニークな講座を開講。希望者が多く抽選となっている。もりおか女性センター(盛岡市)では、農作物の加工業を起業するための講座や、孫育てに関心のある祖父母を対象にした講座などが人気を呼び、ホームページの講座欄には「満員御礼」の文字が躍る。
大阪市立男女共同参画センター(クレオ大阪)では、16年度から2000件以上の男性の悩み相談を受けてきた。今月23日には「第1回全国男性相談研修会」を開催するという。
伊田教授は、「女性の支援は重要な役割だが、女性センターは性別や年齢を超えてさまざまな人々の居場所となるのではないか」と話している。