「フェイスブックを見ていると、他の人が『すごく頑張っている』と刺激を受ける半面、自分と比べて落ち込むことがある。だから、つながらないことそのものに価値を感じる」と白木さんは言う。
携帯電話やインターネットといったデジタル環境から距離を置く行動は「デジタルデトックス(デジタル環境からの解毒)」と呼ばれている。数年前から米国で広がり始め、国内でもデジタルデトックスと銘打った宿泊サービスを提供する施設が登場している。
静岡県熱海市の宿泊施設「リトリート櫛稲(クシュナダ)」では今年8月から、デジタル機器と距離を置く1泊2日の宿泊プラン(2万4840円)を月1回のペースで提供している。チェックインの際、デジタル機器をフロントに預け、お茶会や呼吸法などの講習を受ける。運営する「櫛稲」の江口未来(みれい)代表は「お茶会や瞑想(めいそう)、温泉で、リフレッシュしてほしい」と話す。