10年ほど前にベトナム人と日本人が共同で興した旅行会社で、ハノイのほかホーチミンとホイアンに支店があり、カンボジアでも事業を展開する。大西さんは都内の大学を卒業し入社3年目。在学中に大手企業から内定をもらっていたが、インターンシップで就業したTNK&APTトラベルにそのまま就職した。「ベトナムの熱気を日本に伝えていきたかった」と振り返る。
大学のゼミでベトナムコーヒーを研究対象にした。「ブラジルに並ぶコーヒーの生産国なのにあまり知られていない。農業従事者には利益の0.03%しか入らないことにも衝撃を受けた」という。
大学3年のときに日本語教師のボランティアとしてベトナムを初めて訪れた。10日ほどだったが「貧しい国」の予想に反し、日本の高度経済成長期のようにあちこちで工事が行われ、バイクがビュンビュンと行き交う様子に「成長の勢い」「人の熱気」「活発さ」を実感した。漠然と「この国とかかわる仕事をしたい」と思った。