【ベトナム点景】消えゆく水上生活者…「海の桂林」ハロン湾クルーズ (2/2ページ)

2014.12.3 14:00

「海の桂林」と呼ばれる世界自然遺産のハロン湾で迎えた日の出=ベトナム北部(長浜明宏撮影)

「海の桂林」と呼ばれる世界自然遺産のハロン湾で迎えた日の出=ベトナム北部(長浜明宏撮影)【拡大】

  • 「海の桂林」と呼ばれる世界自然遺産のハロン湾で迎えた日の出=ベトナム北部(長浜明宏撮影)
  • 「海の桂林」と呼ばれる世界自然遺産ハロン湾の船上で見た夕日=ベトナム北部(長浜明宏撮影)
  • 18世紀まで海の主役だった木造帆船を模したバーヤクラシックⅡ号=ベトナム北部のハロン湾(長浜明宏撮影)
  • デッキに出て乗客を迎えるバーヤクラシックⅡ号のクルーたち=ベトナム北部のハロン湾(長浜明宏撮影)
  • 焦げ茶をベースにしたバーヤクラシックⅡ号の落ち着いた内装=ベトナム北部のハロン湾(長浜明宏撮影)
  • 水上村や鍾乳洞を見学するときは小型ボートに乗り換える=ベトナム北部のハロン湾(長浜明宏撮影)
  • 手漕ぎボートが集まる水上村の“ターミナル”=ベトナム北部のハロン湾
  • ドラム缶や発泡スチロールを土台にした水上村の家屋=ベトナム北部のハロン湾
  • ボートの上でツアー客に海産物を売る水上村の女性=ベトナム北部のハロン湾
  • ティエンクン洞窟の出口付近から見た「海の桂林」と呼ばれるハロン湾=ベトナム北部(長浜明宏撮影)
  • 幻想的な眺めが広がるティエンクン洞窟。ハロン湾の島々には多くの鍾乳洞が存在する=ベトナム北部(長浜明宏撮影)

 バーヤクラシックⅡ号から小さなボートに乗り換えて水上生活村のターミナル駅のような“浮き島”に移動。そこからさらに小さな手漕ぎボートに乗り換えて村をゆっくりと回った。

 海まで出掛けるのが面倒になった漁師がそのまま住みついたのが始まりらしい。ガイドのフォンさんは「昔はバラバラに住んでいたけれど、50年くらい前にブンビエン村という1つの自治体になった。今も50家庭、200~300人の村民がいて水上に小学校もあった」と話す。過去形なのは今年に入って政府が陸上に揚がって生活することを奨励し始めたからだ。学校は閉鎖され住民は半分くらいに減ったそうだ。

 税金を払っていないというからその辺りが理由かと思ったが、「政府がバイチャイに家を建ててあげている。子供の勉強や生活のためにです」とフォンさん。水上村自体が観光コースとなり、村民たちはクルーズ船の客を相手にエビやシャコなどの魚介類のほか、菓子や土産物などを販売している。無理に上陸させなくとも、と思うのだが、ここは社会主義国。融通が利かないのだろう。

 ちょうどたばこを切らしたのでターミナルにあった売店で購入した。8万ドン(約400円)というベトナムではあり得ない金額を請求され、ひっくり返りそうになるが、ここまで運んできた手間賃を考えれば妥当か。

 中学生くらいの売り子だったが、長年学校で習ってきた自分よりも英語を巧みに操り、こちらの「安くして」の懇願を頑として受け付けない。半面、灰皿の場所を教えてくれるなど気が利く一面も。学校いらないかも? (産経デジタル 長浜明宏)

 取材協力:ベトナム航空

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