ワクチン接種をためらう妊婦は多いが、インフルエンザワクチンは接種が推奨されている=群馬県伊勢崎市のフクイ産婦人科クリニック(同クリニックの田村正明医師提供)【拡大】
■麻疹・風疹ワクチンは出産後に
インフルエンザワクチンは妊娠中でも接種が可能だが、中には接種できないワクチンもあるので注意が必要だ。
麻疹や風疹は生ワクチンのため、妊婦は接種できない。生ワクチンは病原性を極度に弱めたワクチンだが、接種によって胎児が麻疹や風疹に感染する可能性があるためだ。
麻疹や風疹のワクチンは、子供の時に接種していない人もいる。大人の感染が流行を生み出し、それが未接種の子供や接種前の子供らへと流行を広げてしまうため、未接種の妊婦は出産後の接種が勧められる。