例えば、日本は世界第2位の森林大国であることの記述については、森の資源に強く依存する農耕社会をつくっていたことの影響があることを指摘。その地理的要因や文化的経緯を、次のようにまとめている。
急峻な山地に家畜を放牧するよりも、森を保存し森の資源を水田の肥料として利用するほうが、土地の生産性を上げることになったのです。灌漑用水を定常的に確保するためには水源涵養が必要でしたし、豪雨による災害を防ぐためにも森は必要でした。
また、温暖で湿潤な気候は、森の再生には好都合でした。こうして日本人は、森の資源に強く依存する農耕社会をつくっていったのです(※第2章 なぜ日本は、豊かな森と海を大切にし続けることができたのか? 51ページより)
さらにこの場合、西欧諸国とも比較。以下のように比較することで違いを明確にし、日本の文化や伝統が持つ独自性を強調している。