【江藤詩文の世界鉄道旅】マレー鉄道(1)「あと2席で完売」旅の道連れとのチケット“争奪戦”? (2/2ページ)

2015.1.11 18:00

着用している制服が違うが、全員がタイ鉄道の職員。「写真を撮って」と言いながら、このユルさがタイらしい。タイ鉄道は世界でもっとも取材しやすい鉄道のひとつだと思う

着用している制服が違うが、全員がタイ鉄道の職員。「写真を撮って」と言いながら、このユルさがタイらしい。タイ鉄道は世界でもっとも取材しやすい鉄道のひとつだと思う【拡大】

  • 2時45分バンコク発マレーシアのバタワース行き寝台車。この車両はタイ鉄道のもの
  • 正面にはラーマ5世、その斜め下にはプミポン国王の肖像画。訪れた12月はプミポン国王の誕生月で、フロアにもプミポン国王の肖像画が飾られていた
  • フアランポーン駅入り口。右手に案内所があり、係員の女性が日本語混じりで案内してくれた。たまに係員が誰もいないこともある
  • 出発準備を進めるマレー鉄道

 はじめは「アユタヤまで移動して安宿を探す」と言っていた彼らだが、マレー半島を縦断する「マレー鉄道」に、がぜん興味がわいたらしい。「いっしょにシンガポールを目指す」と言い出した。そこで案内係のお姉さんが窓口に案内してくれたところ、たったいまの空席は「別々の車両の2席のみ」。これを逃すと、次の便は翌日になってしまう。相談しているうちに完売してしまうと、お姉さんはせかしていたわけだ。

 しばしの沈黙を経てお互いに譲り合う。帰国便の航空券を予約している超ショートステイの私と、帰国日はまだ決まっておらず、東南アジアを1カ月ほどかけて回るという彼ら。私のほうが優勢かという雰囲気になってきたとき、また1席売れてしまった。これで私が行かせてもらうことに決定。滑り込みで最後の1席を押さえることができた。「マレー鉄道の乗車券は完売することが多い」と聞いていたけれど、ウワサはほんとうだった…。

 ちなみにこのカップルは、アユタヤ行きの計画を変更。翌日のマレー鉄道を、無事に確保したのだった。

■取材協力:タイ国政府観光庁エクスペディア

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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