【最先端の鬱治療とは(2)】鬱病ではなく双極性II型障害…問診を補強する客観的データ (3/4ページ)

2015.1.27 22:13

新宿メンタルクリニックの川口佑院長

新宿メンタルクリニックの川口佑院長【拡大】

 ちなみにI型障害は躁鬱病。気質はII型障害と似てるが精神病的症状を伴う極端なハイテンションと落ち込みが現れるので、別の病気と考えてよいとのこと。またI型障害を鬱病と誤診する医師はまずいないそうだ。

 川口院長が「ものすごく周りに気を使いますね。自分が否定されないように結構いろいろと…」と語りかけてきた。痛いところを突いてくる。確かに自分は周囲に迎合しがちでとても調子がよい人間である。こんなことまで分かってしまうのか。ああ恥ずかしい。

 「必ずしも悪い性格ではありません。勉強でも仕事でも乗ればどんどん良い方向に進みます。思い切った行動を取ることもできる」とフォローしてくれたが、「ひとたび悪い波に入ると…諸刃の剣ですね。II型障害の離婚率がものすごく高いというデータもあります」。離婚2回。3回目の結婚はないと思うが…治療せねば。

 「循環気質のビジネスマンは注意が必要だ」と川口院長が警鐘を鳴らす。「仕事量の増加、異動、昇進などきっかけは大体決まっています。責任がのしかかってきてII型障害を発症するケースが多い」という。

 「周囲はむしろ気を使ってくれるのに会社に行けない。でも家では元気。場合によってはゴルフもできる。いいところとダメなところがはっきりしてくるので怠け者に見られる。それを現代型鬱病と呼んでいるが、その本質はII型障害であることが多いのです」

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