2015年春闘の労使交渉が週明けから、実質的にスタートする。基本給を一律で引き上げるベースアップ(ベア)が最大の焦点で、昨年以上に激しい交渉が予想される。電機連合の有野正治・中央執行委員長と日立製作所の中畑英信・執行役常務に交渉の争点などを聞いた。
□電機連合 有野正治・中央執行委員長
■ベアなしの選択肢ない
--今春闘の意味とは
「『デフレ脱却と経済の好循環を実現する』『物価上昇局面で実質生活を守る』という2つの観点から極めて必要だ。賃金上昇による消費の底上げは(6年ぶりに大手がベアを実施した昨年に続く)継続の2年目なので、今回駄目なら全く意味がなくなる」
--経営側の姿勢は変わってきたか
「経済を成長路線に戻すことが重要だということは理解しているはずだが、後々コストになる月例賃金の引き上げには慎重だ。物価が上がっているのに賃金が上がらないと、消費が下がってくるというのは当然の話で、交渉ではそういう議論もしたい」