ポーラ・オルビスホールディングスの昨年の株主総会の様子。株主優待商品の紹介コーナーをチェックする株主は多い【拡大】
■NISA導入で活発化
株主優待を実施する企業は、今年2月末で1196社。上場企業の31.1%に上り過去最多となった。リーマン・ショックで景気が後退した平成20、21年には廃止する企業が続出したが再び増加した。要因の一つは、26年に導入されたNISA(少額投資非課税制度)。年間100万円までの投資で生じる売却益や配当金などが5年間、非課税となる。
個人投資家向けにセミナーなどを行う野村インベスター・リレーションズのシニアコンサルタント、井田佳宏さんは「NISAで株式投資を始めた個人投資家を取り込みたい企業側の思惑がある。若い世代や女性は株主優待の有無を重視する人が多い」とみる。
国内では3月末に決算日を迎える企業が多い。その場合、今年は26日までに株を買い付けなければ優待の権利が発生しないので注意が必要だ。