◎あきらめは禁物!若返りは可能です
「自分は実年齢よりも若い」と思っている人は多いと思います。しかし同時に、何かしらの不調を感じている人も多いはずです。次ページの表で、あなたの老化度をチェックしてみてください。各項目は老化と関係ないように思われるかもしれませんが、いくつも当てはまる場合、残念ながら老化現象の域になります。
例えば「肩凝り」は、デスクワークでも起こる症状ですが、血管の老化によって首まわりの血液循環が悪くなっている可能性もあります。
「太りやすい」「むくみやすい」「冷え症」「眠りが浅い」「何だかだるい」なども、複数当てはまる人はイエローカード。すべて、老化によって基礎代謝が落ちていることが要因です。
「お腹が張る感じがする」のは、老化によって消化器系の機能が落ちているためです。「腰痛」はお腹まわりの筋肉が落ち、腰骨を支えきれなくなっていると考えられます。腰痛になると、同時に太りやすくなったり、便秘になったりします。
このように、いくつか当てはまる項目がある場合、それらが相乗してさらに老化を早めるという悪循環に陥ってしまいます。
「肌に張り・ツヤがない」人は要注意。肌は内臓の鏡。徹夜をした翌日や、お酒を多めに飲んだ翌日は、顔がむくんでいたり肌が荒れていたりすることがあると思います。それは、内臓のむくみが皮膚表面に出ているためです。朝、鏡を見て「むくんでいるな」と感じたら、お酒を控えるなどして内臓を休ませてください。それでも数日間むくみが取れない場合は、別の疾患の疑いがあります。「太ったせいだ」とやりすごさないで、内科を受診しましょう。
さて、では、どうしたらこれら老化現象にブレーキをかけることができるのでしょうか。大事なのは、基礎代謝を上げること。その方法を、次ページから解説していきます。