「世界遺産の列車!」と、胸を弾ませて来てみたら、きんきら輝く金色のドラゴンが待っていたというわけだ。黒いゴム製のタイヤがのぞくデザインが、また一段と“バスっぽさ”を引き立てている。
いまいちテンションが上がらないが、それでも片道30分近くも乗車して、運賃は1500ウォン(約173円)と、観光地のライドとは思えない良心的過ぎる価格設定にひかれて、乗車券販売窓口の行列に加わった。1時間に2本運行しているのに、しかもひとりなのに、なんと3時間待ち。人気のアトラクションなのだ。
なんでも水原華城は、日本でも放映された大ヒット韓流ドラマ「イ・サン」をはじめ、歴史ものの映画やドラマにゆかりがあり、若い女性からお年寄りまで、幅広く支持されているという。
いざ「華城列車」に乗ってみると、歩いて回るのはしんどそうな城の外郭を、風を感じながら一望できるのは気持ちいい。ドラマに登場した風景が現れると、
車内がいっせいに色めき立つのもなかなかエキサイティングな体験だ。