下記はアトキンソン氏の記事の一部だ。
中国人観光客は、日本で平均23万円使うそうです。「爆買」などと報道されていますが、アメリカの観光庁の数字によれば、アメリカを訪れた中国人は、平均 66万円も使っています。中国人だけでなく、外国人観光客全体で見ても、訪日観光客の支出が平均15万円なのに対し、訪米観光客の支出は平均21万円。その差は6万円にも及びます。
カジノなどの創設が話題に出るのは、こういう理由によるが、もちろん京都にお金をたくさん使う場はたくさんある。だが、一見の客がどう敷居を超えればよいのかなかなか分からないのだ。
即ち、散財する場所は初めての客が行きにくい。だから、心おきなく、おっぴらに、当然のことながら法律に触れることなく散財する場所が必要なのではないか。
それゆえ、知的レベルの高さが求められるとも言える。なにも神社仏閣の美や歴史を理解するだけの知的レベルではない。きれいな遊びができるのが京都に来る外国人観光客の勲章になる仕組みがあり、それを楽しめる知的レベルが求められるのではあるまいか。
そうとうに高度な実験だが、こうなると京都への旅がますます楽しみになると思う人たちは少なくない。
ローカリゼーションマップとは? 異文化市場を短期間で理解するためのアプローチ。ビジネス企画を前進させるための異文化の分かり方だが、異文化の対象は海外市場に限らず国内市場も含まれる。
安西洋之(あんざい ひろゆき) 上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、独立。ミラノ在住。ビジネスプランナーとしてデザインから文化論まで全方位で活動。現在、ローカリゼーションマップのビジネス化を図っている。著書に『世界の伸びる中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』 共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。ローカリゼーションマップのサイト(β版)とフェイスブックのページ ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih