中東初となる鉄道システムを構築したのは、三菱商事・三菱重工・大林組・鹿島建設の日本企業4社とトルコ企業1社からなるグループ。車両は、日本の近畿車輛が製作した。シルバーの流線型ボディに水色を効かせた近未来的なデザインが、ドバイの超高層ビル群によく似合う。残念ながら眺めるチャンスは得られなかったが、高所からも美しく見えるように、車両の屋根の上にもデザインが施されているという。
現在は、観光に便利な「レッドライン」と、都市部を結ぶ「グリーンライン」の2線が運行していて、今回はレッドラインに乗車した。運行時間は朝5時半から深夜0時まで。週末(木曜と金曜)は深夜1時まで走っている。治安のいいドバイでは、夜遊びにも便利な旅行者の足だ。
レッドラインで開業しているのは29駅で、うち4駅は地下にある。全長は52.1キロで、始発から終点まで乗ると所要時間は1時間12分。主立った観光地を眺められるので、炎天下の昼下がりには、エアコンの効いた涼しい車内から車窓観光を楽しむのもいい。