“野菜遠隔栽培”耕作放棄地解消にも一役 水やり、草抜き、スマホで依頼 (2/3ページ)

2015.8.22 16:56

大阪府岬町の「リモコン農園」ではスタッフが生育状況をチェック。依頼を受けて草を抜いたり、時にはアドバイスを送ることも

大阪府岬町の「リモコン農園」ではスタッフが生育状況をチェック。依頼を受けて草を抜いたり、時にはアドバイスを送ることも【拡大】

 ITを利用して野菜を遠隔栽培する貸し農園「リモコン農園」は、同法人が昨年10月に始めた。

 1区画(約6平方メートル)の利用料金は、1カ月800円。1区画にコマツナを植えた場合、2カ月程度で100~200本が収穫でき、費用は約7千円という。水やりなどの農作業は地元の障害者就労継続支援事業所「いにしき」の利用者が代行。障害者の就労の場ともなっている。

 リモコン農園が誕生した背景には、高齢化と耕作放棄地の問題がある。農園のある大阪府岬町の人口は、昭和53年の2万3597人をピークに減少が続き、現在は1万6582人(今年7月1日現在)。高齢化率は約35%と全国平均を上回り、耕作放棄地も農地面積の約4分の1を占める。

 同法人も、町内の高齢者から約8千平方メートルの耕作放棄地の提供を受け、貸し農園やリモコン農園として活用している。「高齢化と人口減少で深刻な耕作放棄地の問題をITを使って解消したい」とリライブ代表の松尾匡さん(40)は話す。

増え続ける耕作放棄地を解消したいと、取り組みを始めた

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