「慰謝料=結婚期間×100万円」というのは俗説で、金額は離婚原因や精神的・肉体的苦痛の程度、婚姻・別居期間の長さ、請求相手の収入などを勘案してケース・バイ・ケースで決められる。結婚5年未満で100万~300万円、結婚10年で400万円、20年で500万円が相場だ。
調停や裁判で精神的・肉体的苦痛の度合いを証明するためには、相手側の「不法行為」の証拠が必要となる。逆に言えば、自らが不利な状況になる証拠は極力、隠したり消したりするのが有利な離婚をする知恵だ。
▽慰謝料で「損」しないための5つの注意点
□「 不法行為」がなければ支払い義務なし。
□ 必ず男性が女性に支払うものではない。
□ 慰謝料=結婚年数×100万円はデマ。
□ 請求には証拠(診断書など)が必要。
□ 慰謝料は離婚後も請求できる(時効3年)。
子どもがいた場合は、養育費が発生する。養育費については、夫婦の年収や子どもの年齢・人数に応じた「養育費算定表」を裁判所が作成しており、金額の目安になる。