離れて暮らす子供との面会交流への関心が高まっている。平成24年の民法改正で、子供の利益を最優先して親子の面会交流を決めることが明記され、面会を求める調停の申し立ても増えているという。実の親との面会交流は子供にとって、どのような意味を持つのだろうか。(加納裕子)
リラックス
「父さんと会うとリラックスする。最初はゲームセンターで遊んで一緒にご飯を食べるだけだったけど、そのうち泊まりに行くようになった」
兵庫県内の男子大学生(21)は父親との面会について、声を弾ませてこう語る。両親が小学校高学年で離婚して以来、月1回の面会を続けている。母親が再婚し、再び離婚したことは父親には言っていない。父親も今の家庭の事情を詮索することはなかった。
一緒にゲームをしたり、食事をしたり。父親と過ごすときは、勉強のことも、新しい家庭での悩みも忘れられた。別れ際には「来月また会おう」と手を振り、次の再会を楽しみに待つ。