保育施設での乳幼児の突然死、預かり初期に集中 “慣らし期間”が重要 (2/3ページ)

2015.12.19 17:05


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  • 保育関係者を対象にした突然死予防の講習会。預かり初期のストレスなどについて考えた=大阪市天王寺区

 発生時期を調べたところ、最も多かったのは11月で9人。続いて、4月=7人▽3月=6人▽1、2、12月=それぞれ5人、と続いた。1月から4月、10月から12月に集中しており、小保内さんは、「この時期はRSウイルスやインフルエンザなど感染症の流行期と重なっており、集団保育によって感染機会が増えることも危険因子ではないか」と分析している。

 「慣らし保育」重要

 また、4月に関しては、亡くなった7人のケースを詳細に調べたところ、預かってから1カ月以内の発症が6人に上っていた。乳幼児は新しい環境において適応が難しく十分な注意が必要なことが浮き彫りになった。

 死亡した全乳幼児の在園期間との関係を詳しく検討したところ、登園初日に死亡したのは6人。その後は、2日目=3人▽3日目から7日目まで=4人▽1週間以降1カ月以内=6人▽1カ月以降=14人▽不明=17人-という結果だった。

生まれて初めて母親と離れて過ごす心理的ストレス

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