インターネット上では、その複雑さを“ネタ”にするサイトまで登場した。さまざまな事柄をユーモアにつづった百科事典サイト「アンサイクロペディア」では、梅田の地下街を「世界有数の都市型迷路」と評し、ケーススタディーとしていくつかの迷いやすいルートを解説している。
例えば、阪急梅田駅からジュンク堂大阪本店。乗るエスカレーターによって降りる場所が変わるため「まず駅を出る際に2階改札から出るか3階改札から出るかが問題となる」と指摘。その後のルートが何通りもあることを説明し、「どの選択肢も見通しがきかないので一度迷ったら本当の『迷宮入り』になってしまう」と紹介している。
また、ネット上では、梅田駅や新宿駅、渋谷駅を例に、国内で最も難解な駅はどこか、といった論争も勃発。こうした話題性に目を付け、駅構内を再現した謎解きRPG(ロールプレーイングゲーム)アプリを制作した個人の開発者まで現れた。アプリは現在、新宿駅と渋谷駅の2バージョンがリリースされており、「第3弾は梅田で決まり」「梅田はラストダンジョン」と梅田版登場への期待が高まっている。