□『イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】』P・F・ドラッカー・著/上田惇生・訳
■“経営指南書”を読みやすく
ビジネス界に大きな影響力を及ぼしてきた経済思想家である著者が、今から30年以上前に著した同名の“経営指南書”を、読みやすくした。幅広い読者に向けて、エッセンスのみ抽出し、読みやすい体裁に変えたものだという。
経済や企業を発展させる有力な手段であるイノベーション。近年このイノベーションが強く求められているが、そもそもイノベーションとは何か。理工学的な技術の発展が生み出す新商品などと誤解されがちなイノベーションの定義に始まり、その方法論にも言及している。
ますます競争が深刻になる今日において、企業のみならず私たち個人も新たなイノベーションを生み出す必要性に迫られている。本書はそんな激動の時代を生き抜くために、企業家精神のマネジメント法と、これまで経営学がケーススタディーとしてしか扱えなかったイノベーションの仕組みをひもとく。
本書の翻訳も、著者の“日本での分身”といわれ、著者の日本語版の全てを手掛けてきた上田惇生氏だ。
初めてドラッカーに接する若いビジネスマンに限らず、30年前に一度読んだというシニア層にもおすすめだ。(ダイヤモンド社、1728円)
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