
昨年12月に発売された「初めてのたまごクラブ」の付録のマタニティーマークをあしらったストラップ(右)。平成23年の付録(左)に比べ小さくなっている(ベネッセコーポレーション提供)【拡大】
こうした現状について、国立保健医療科学院(埼玉県和光市)生涯健康研究部の主任研究官で、産婦人科医でもある吉田穂波さんは「少子化のため妊婦が減り、つわりのつらさなどが理解されにくくなっているのでは」と指摘。一方で、「妊娠は病気じゃないから」と遠慮する妊婦もいるといい、「妊娠は危険と隣り合わせ。つらいときには周囲を頼った方がいい」と話している。
■男性と中高年の認知度低く
内閣府が平成26年、全国の20歳以上の男女(有効回答数1868人)を対象に実施した調査では、中高年や男性の間でマタニティーマークの認知度が低い実態が浮かんだ。
調査結果では、マークを「知っていた」と答えた人は全体の53.6%。年齢別で見ると20~30代では「知っていた」が7割以上を占めたが、40代(63.1%)▽50代(55.8%)▽60代(44.3%)▽70歳以上(33.7%)-と年齢を経るごとに知る人の割合は低くなっていった。
一方、男女別で見ると、女性の63.8%が「知っていた」のに対し、男性は41.4%にとどまった。