水虫になってしまったらどうすればいいのか。渡辺教授は「『水虫がかゆい』といって受診する人の3分の1は、湿疹やあせもなど、水虫以外の患者さんという調査もあります。まずは信頼できる皮膚科専門医で顕微鏡による診断を受けることが重要です」と強調する。
水虫と診断を受けたら、塗り薬を最低1カ月間、毎日塗らなければならない。その際、足の裏全体と指の間にまんべんなく塗ることが大切だ。「かゆいところだけに塗ったり、2週間ほど塗ってかゆみがなくなったら治療を止めてしまうなどすると、足の裏の角層などに菌が残ってしまい、翌年には再発します」と説明する。中途半端な治療は禁物だ。
バスマット
水虫はどこで感染するのか。渡辺教授によると、公共浴場やサウナのバスマットには、ほぼ間違いなく白癬菌が付いているという。銭湯などを利用したときは、「湿度が高いと菌が繁殖しやすくなるので、靴下をはく前によく足を乾かすといいでしょう」とアドバイスする。家族間で感染することも多いので、感染した人がいたらバスマットやスリッパは共用にしないなどの注意が必要だ。