女性の証言をもとに再現した、記念撮影でのセクハラ被害のイメージ図。上司の膝の上に座らされ、別の男性社員に腕をつかまれた【拡大】
PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された。翌18年4月から、女性は休職した。休職中には、会社やセクハラの加害者が怖くて、外出もままならない日々を過ごした。
治療を受け、一定回復した女性は21年、休職期間の満了を前に復職を相談した。すると、会社側はこれを認めず、逆に退職を勧めたという。女性はいたたまれなくなり、休職期間満了日の翌日付で、25年以上勤めた会社からの退職を余儀なくされた。会社に命じられて引き受けたパーティーの幹事だったが、業務には当たらないとして労災も認められなかった。
損害賠償を求めた訴訟ではセクハラ認定を受けたが、被害の程度は軽いと判断されたという。相談に乗ってくれたはずの上司には「会社の名前を汚すのか」と、問題にするのをやめるように言われた。