【江藤詩文の世界鉄道旅】香港MTR・軽鐵(ライトレール)(2)ライトレールの終点は“カジノ”目当てのマカオ行きフェリー (1/2ページ)

2016.4.17 18:00

ライトレールは1両(右)または2両編成。運転士おすすめの撮影スポット「市中心(タウンセンター)」駅には5路線が乗り入れていた

ライトレールは1両(右)または2両編成。運転士おすすめの撮影スポット「市中心(タウンセンター)」駅には5路線が乗り入れていた【拡大】

  • カラフルで明るい車内。“スマイルマーク”が付いた座席は優先席になっている
  • 曲線を多用したモダンなデザイン
  • 乗客はお年寄りや赤ちゃんを連れた母親、ジャージ姿の中学生、制服を着た女子高生など生活感が溢れていた
  • 屯門フェリーピアに停泊していたマカオ行きのターボジェット
  • フェリーピアの近くにはローカル感満載のショッピングセンターもあった

 香港郊外の「新界(ニューテリトリー)」でもっとも賑わう繁華街「元朗(ユンロン)」にやって来た。ここはライトレール全11路線のうち4路線のターミナルになっている。ちなみに乗車料金は一律ではなく5区間に分かれていて、走行区間に応じて運賃が変動する。つまり“乗り放題”の乗車券を買った私は、5区の「元朗(ユンロン)」から乗車するなら、1区まで行くともっともお得でモトが取りやすくなるわけだ。

 11路線の制覇を狙おうと意気込んだが、環状線があったり分岐したり途中で停まったり。路線図とにらめっこしていたら頭痛がしてきた。路線を重複せずひと筆書きで行く方法はないものか。運転士に尋ねてみると、国は違えどやはり同じことを考える人はいるようで、香港の鉄道ファンのあいだでも、どういうルートで乗車すれば全線完走できるか議論を呼んだそうだ。で、結論としてひと筆書きは不可。それなら香港式ミルクティーでも飲みながら車窓を楽しもうと思いきや、車内での飲食(と喫煙)は禁止されている。1区の起終点駅は「屯門(チュンムン)フェリーピア」で、海沿いに遊歩道があるという。乗車時間は約40分。のんびりと海を目指した。

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