だがアンケートによると光老化という言葉の認知率は13.8%。男性の70.5%がサンスクリーン(日焼け止め)を使用しないと回答した。女性でも日常的に使用するのが24.4%、日差しが強いときに使用するのが39.1%に留まり、光老化について正しい理解が浸透しておらず、対策も進んでいないのが実情だ。川島教授は「サンスクリーンの使用を呼びかけるとともに入ってくる光による害を体内で減らす方法も探るべきではないか」と別方面のアプローチを訴えた。
肌の再生医療・エイジングケアを扱っている再生未来クリニック神戸(神戸市中央区)の市橋正光院長は「日焼けで皮膚が赤くなるのは肌からの危険信号だ」と紫外線によるDNA損傷の危険性を指摘した。夏の太陽光を1時間浴びると表皮上層細胞では細胞1個あたり100万のDNAが損傷するなどの害があり、それを修復しようとする働きに異変が起きて皮膚がんに繋がる恐れも出てくるという。また幼少期から大量の紫外線を浴びるとダメージが蓄積され、20歳前後でシミができたり皮膚がんにかかりやすくなったりするリスクが増大する。