「セックスレス=夫婦の危機」という風潮 欧州100回、日本45回… (3/3ページ)

2016.6.4 17:13

地下鉄の駅で熱いキスを交わすカップル(ロイター)

地下鉄の駅で熱いキスを交わすカップル(ロイター)【拡大】

 ゆとりを取りすぎるとたちまち経済が立ち行かなくなる資源の少ない日本で、欧米のような夫婦生活やセックスライフを求めても難しいかもしれない。

 中高年夫婦の約半数がセックスレスであるならば、それは日本の標準かもしれない。回数を増やすだけでは解決できない深い問題があるのだろう。

 その一つは夫婦のコミュニケーションのようだ。セックスは究極のコミュニケーションと言われている。定年後に性機能が回復したといって、いきなり妻に求めるのはいかがなものか?

 女性に必要なのは夫婦の会話である。中高年女性の不満の多くは「夫が話を聞いてくれない」である。忙しすぎた現役時代を反省し、支えてくれた妻に感謝すれば妻もいろいろと話してくれるだろう。そんな時に「面倒くさい」「つまらない」と自室にこもってしまってはコミュニケーションどころではなく、熟年離婚も現実化する。

 家事などを覚えて自立すると、妻との会話は弾むようだ。実際、私が講師で呼ばれる「男の料理教室」に参加している定年を迎えた男性からは妻との会話が増えたと聞く。

 中高年夫婦の性生活の復活にはまず“自立・会話・ふれあい”からと肝に銘じたほうが良いだろう。

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