規制が強化されるたびに新業態が生まれる……1985年、新風営法施行を2時間後に控え、新宿・歌舞伎町をパトロールする警察官。【拡大】
かたやインターネットの発達で風俗嬢のなり手も格段に増えています。メールで簡単に応募できるため、参入障壁が一気に下がったのです。
新規参入やIT化で供給過多、デフレに
--江戸時代の花魁は地位が高かったが、遊女の大半は悲惨な境遇にあった。いまや風俗嬢は特別な事情のある人が身を落としてなる職業ではない。
09年以降はリーマン・ショックの影響で、大学生や専門学校生が学費や生活費を稼ぐアルバイトとして、風俗産業で働くことが珍しくなくなりました。
性交経験の少ない(あるいはない)女性の応募、高学歴化、高齢化も進んでいます。
供給過多はこの業界にもデフレ化をもたらし、風俗嬢の平均月収は2000年の平均70万円から、今は平均36万円まで落ち込んでいます。
稼げる人とそうでない人の二極化が激しく、容姿に恵まれ営業力やコミュニケーション能力が高い一握りの女性しか、高収入を得られないのが実情です。
収入面で最下層にいる女性は個人売春に流れたり、売春を斡旋する犯罪組織に取り込まれることもあります。最近の動向としては、介護業界との兼業が多いことが挙げられます。