
12号車は小牟田悠介さんによる“鏡の国”【拡大】
運行中はどの車両にも自由に移動ができ、ほぼすべての乗客が各車両を周回しながらアートを鑑賞しているが、16号車では少々時間が必要だ。ここでは新潟の風景やカルチャーからイメージを想起した15分ほどのアニメーションが流れている。世界的な映像作家で現在はニューヨークに在住しているアメリカ人アーティスト、ブライアン・アルフレッドさんの作品だ。叙情的な作品には台詞は一切ないが、見ている人が自分だけのナレーションを脳裏に浮かべているのだろう。
これらに前回紹介した写真家・石川直樹さんによる14号車、荒神明香(こうじん・はるか)さんによる立体アートが美しい15号車が連結されている。
しかし、さすが世界で唯一無二の新幹線“現美”。見どころはこれで終わりではなかった。
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら