【江藤詩文の世界鉄道旅・夏休み特別企画】越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)(1)呑み鉄にはたまらない、大人のための“日本酒列車” (2/2ページ)

2016.7.17 18:00

さまざまな演出が行われる2号車
さまざまな演出が行われる2号車【拡大】

  • 停車駅で乗車記念パネルを持って記念撮影をするサービスは大人気だった
  • 新潟の風景に溶け込んだ『越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)』
  • えちごトキめき鉄道の新潟の花をデザインした車両

 越後の酒蔵と豊かな自然をイメージして命名されたという「越乃Shu*Kura」。越乃は越後地方、Shuはもちろん酒、Kuraは酒蔵、*は新潟らしく米・雪・花を意味しているそうだ。新潟といえば米と雪……までは納得できるが、花も名物なのか。“花より団子”な私は、新潟の酒といえばすぐにいくつもの名前を列挙できるが、花といわれてもひとつも思い浮かばない。

 そんな私に新潟の花の名を教えてくれたのは、直江津駅に停車していた「えちごトキめき鉄道」の花をペイントしたかわいらしい車両だ。えちごトキめき鉄道といえば、2015年の北陸新幹線開業に伴ってJRから分離し、第三セクターとして新潟県上越地方の在来線を運行している。そしてこの春から「えちごトキめきリゾート雪月花」を走らせ始めたあの会社ではないか。「雪月花」のフランス料理を手がけているのは、私もファンの六本木の二ツ星フレンチ「Restaurant Ryuzu(レストラン・リューズ)」の飯塚隆太さんで、こちらもかなり気になっているのだ。

 しかし新潟ってば。米があって酒があって温泉があって、そのうえ観光列車が盛りだくさんなんて、ちょっとずるくないですか。

 『越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)』へ乗車する前から、私はすでに新潟への再訪を誓っていた。

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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