「顧問業」シニア活用の新機軸に ベンチャー・中小からニーズ、定年後も活躍 (3/5ページ)

顧問サービスを手掛けるサイエストが開いた勉強会。顧問同士の情報交換や質の向上に向け定期的に開催している=東京都港区(同社提供)
顧問サービスを手掛けるサイエストが開いた勉強会。顧問同士の情報交換や質の向上に向け定期的に開催している=東京都港区(同社提供)【拡大】

 ◆団塊退職で増加

 アイコモンやサイエストのような、専門性の高いシニア人材を企業に紹介する顧問サービスは、団塊の世代が65歳に達した12年前後に増えた。

 約3000人の登録者を抱える「パソナ顧問ネットワーク」を展開するパソナグループは「顧問の成約件数は昨年比で2倍。毎月、約50社から新たな依頼があり、70人近いシニアが新規で登録をしている」という。

 マイナビ(東京都千代田区)の「マイナビ顧問紹介」は、登録者が昨年比で約3倍に達した。

 レイスマネジメントソリューションズ(東京都中央区)のサービス「顧問名鑑」は、過去3年で累計成約件数が約4500社に倍増した。同社の堤寛夫社長は「若手の労働力が減る中、シニア活用の手段として市場はまだ伸びる」とみる。

 主な顧問サービスは、6カ月~1年の業務委託を基本に、月1~20回の訪問やTV会議で相談を行う。利用料金は月額25万円前後からで、スキルや利用頻度に応じて料金が上がる。顧問の取り分は半分以上というケースが多い。コンサルティング会社に相談したり、人材を正規雇用したりするより、低コストという触れ込みだ。

                  ◇