【江藤詩文の世界鉄道旅・夏休み特別企画】きかんしゃトーマス号(3)どちらが正解? “トーマス”は乗って楽しむか降りて楽しむか (1/2ページ)

2016.8.21 18:00

めったに見られないトーマスとジェームスの並走シーン
めったに見られないトーマスとジェームスの並走シーン【拡大】

  • 南アルプスあぷとラインのディーゼル機関車の運転席。もちろん現役!
  • 南アルプスあぷとラインのディーゼル機関車。駅員いわく「超若手の新参者」だがじゅうぶん古めかしい
  • トーマスフェアではトーマスの仲間たちがお出迎え
  • 大井川鐵道では4台のSLが現役で運行している。こちらは昭和15年に川崎車両で製造された車両
  • 今年から仲間入りした「バスのバーディー」
  • 千頭駅には人力で動かす転車台があり、機関士や車掌が総出で動かしていた
  • 川根温泉付近の撮影ポイントでトーマスの勇姿をキャッチ!

 鉄道ファンには“乗り鉄”“撮り鉄”“収集鉄”“スジ鉄”などさまざまなカテゴリーがあるが、それらの嗜好はいつどのように細分化されるのだろうか。客車に立ち込めた石炭の煙に目をしばたたかせながら、周囲の子どもを観察する。

 彼ら(前回のコラムへ参照)は4歳から5歳の幼稚園児たち。大井川鐵道沿線で生まれ育ち、鉄道に親しみを持っているという背景に差違はない。しかしこの年齢にしてすでに、好みがはっきり形成されている。車内放送で流れるトーマスの声にざわめき、車窓にいちいち歓声を上げる子がいる一方、出発前のプラットフォームでスマホやタブレットを器用に使いこなし、車体を撮影していたときのほうが、明らかにテンションが上がっていたグループが確かに存在しているのだ。

 大井川鐵道もそれに気づいたのだろう。今シーズンからは「きかんしゃトーマスと大の仲良し」という設定で、やさしげな顔つきの真っ赤なバス「バスのバーティー」が登場した。バーティーはトーマスの支線のそばの道路を運行し、走っているトーマスやジェームスのかっこいい姿を間近で眺めることができる。まさに“撮り鉄”系キッズにうってつけのバスだ。片道はトーマスやジェームスに乗り、片道はバーティーで追いかけるといった夢のルートも実現できるのだ。

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