【江藤詩文の世界鉄道旅・夏休み特別企画】越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)(4)観光列車は乗務員も“エンターテイナー” (2/2ページ)

2016.9.4 18:00

蔵元イベントで日本酒の試飲サービス。気に入れば車内で購入することもできる
蔵元イベントで日本酒の試飲サービス。気に入れば車内で購入することもできる【拡大】

  • 途中の停車駅でも記念撮影に応じたり、旗を降って見送ったり、旅を盛り上げていた
  • 車掌の先輩・勝見さん(右)と後輩の磯辺さん。ふたりとも新潟情報に詳しい!
  • 美しいメロディで乗客を楽しませていた地元ミュージシャン
  • 下車後は十日町名物のへぎそばを満喫した
  • 終点の十日町駅にはもうひとつの観光列車「おいこっと」が停車していた。古民家のようなデザインのローカル線であるこちらも人気

 地元の3人組ジャズバンドが演奏したのは「Take the 'A' Train(A列車で行こう)」や「枯葉」といったジャズのスタンダード・ナンバーのほか、オードリー・ヘプバーンの映画「ティファニーで朝食を」のテーマソング「ムーンリバー」や山口百恵が歌った往年の歌謡曲「いい日旅立ち」など、ジャズ以外の曲目も含まれる。老若男女を問わず誰もが親しみやすく、外国人旅行者でも楽しめるように構成しているという。

 蔵元イベントでお酒を振る舞っていた津南醸造は、日本酒を飲み慣れない若い女性や外国人にも親しみやすいタイプと、新潟の酒らしい定番の銘柄の2種類を提供していた。

 酒よし、食よし、景色よし、人よしの新潟にすっかり魅了され、下車するころにはすっかり新潟ファンになっていた私。帰路に着く前、若い女性車掌に薦められた郷土料理「へぎそば」を、もちろん味わった。

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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