【認知症予防最前線】(4-1)若い世代から高齢者まで患者数は増加 (3/3ページ)

2016.9.16 05:00

認知症予防の運動に取り組む高齢者たち。2025年には700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると試算されている
認知症予防の運動に取り組む高齢者たち。2025年には700万人、65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると試算されている【拡大】

 介護保険の総費用も、2000年には3.6兆円だったが、2014年度からは10兆円を超える状態が続く。今後も75歳以上の要介護者は増えるため、介護保険の総費用は、さらに急増する。

 ◆高齢運転者の交通事故増

 交通事故の総発生件数は年々減少する傾向だが、高齢ドライバーによる交通事故件数は増加の傾向が続く。

 警視庁交通総務課統計「高齢運転者が関与した交通事故発生状況」によると、65歳以上の高齢ドライバーによる交通事故の割合は年々増加し続け、2014年は総件数の2割であり、10年前の約1.9倍となっている。一方、東京都内の交通事故の総件数そのものは減少し続けており、14年は3万7000件ほどで、10年前の半数以下になっている。

 こうした高齢ドライバーの事故を防ぐため、認知症の高齢ドライバーへの対策を強化する改正道路交通法施行令が、来年3月から施行される。逆走や信号無視といった認知機能と結びつきがある18項目で交通違反をした75歳以上のドライバーに、臨時の認知機能検査を行うものとなる。

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