
国家資格を持つ職人のかまぼこ作りの技を間近で見学【拡大】
小田原から箱根登山鉄道で2駅、風祭駅近くのかまぼこ博物館は創業150年を超えるかまぼこ製造販売の老舗・鈴廣かまぼこが手掛ける施設です。かまぼこの歴史や栄養などが学べ、職人の技を見学できるのはもちろん、かまぼこやちくわ作り体験(要予約)もできます。
私も早速、かまぼことちくわ作りに挑みました。用意された魚のすり身は、思いのほか粘りが強く、そう簡単に板や竹についてはくれません。でも、この粘りこそが歯ごたえの秘密ときくと頑張らざるを得ません。
ちくわは15分ほどで焼き上がり、その場で焼きたてを味わえます。われながら不格好な出来映えですが、魚の旨みが口いっぱいに広がり、う~ん、大満足。70分かけて蒸し上がるかまぼこはおみやげです。
海に囲まれた日本は各地に練り製品が存在します。魚のすり身は焼けばちくわ、ゆでればはんぺん、揚げたらさつま揚げ、蒸せばかまぼこになります。豊富な漁獲と富士山系の清らかな水に恵まれた小田原は、色が白くてキメが細かく、しかも、しなやかな弾力を持つかまぼこを作るのに適しているのだとか。
そんな知識を得たうえに手作り体験。ぐっと身近になったかまぼこは、ますますおいしくなりそうです。
<プロフィル>
みやもと・ゆみこ 元FM石川アナウンサー、ラジオDJ。音楽・スポーツ・ビジネスなど幅広いジャンルのライターとしても活動中。
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