
日誌をつける男性保育士。千葉市では男性保育士の活躍の幅を広げるプランを進めている=同市美浜区の保育所【拡大】
「女児保育に不安」
だが、市にはこれまでにも保護者らから「女児の着替えやおむつの交換を男性保育士にさせないでほしい」といった保育上の配慮を求める要望も届いているという。ネットの短文投稿サイト「ツイッター」で熊谷市長に対し「女児の着替えを女性保育士に望むことは保護者としては当然」など、不安を吐露する声も上がっている。
これに対し、「男女共同参画社会の実現に向けて必要な施策だ」などとプランの策定を評価する意見もあり、賛否をめぐり議論が過熱化する場面も散見する。
市では昨年9月、各保育所に市の方針として「男性保育士も女性と同様に保育全般に関わる」と保護者に通知するよう要請。入所申込書にも同様の文言を組み込むなどし、保護者らに性差に関わらない保育を実施することへの理解を求めている。
前出の男性保育士は一連の論争に対し、「極端な形で議論が進んでいるのが残念」と懸念を示す。「不安に思う保護者の気持ちももっともだが、現場ではプロの一保育士として、男女隔てなく児童たちに接しているということを分かってもらいたい」と話している。