「たとえて言えば、女性管理職がインフレでバブル状態、といった感じですね。まず、女性管理職には、私のような課長補佐や係長・主任までも上げ底でカウントしています。それも、本来であれば管理職を置かなかった分野に、係長・主任・課長補佐をつくっています」(メガバンク勤務の30代後半の女性)
この銀行では、窓口、個人営業、個人融資、庶務、などいわゆる一般職が中心となる事務部門にまで、係長や主任、課長のイスを用意し、女性の管理職比率を上げているというのです。
「銀行の場合、外回りの法人融資は、かなり危険な仕事でもありました。たとえば返済が滞るような融資先からは資金の引き揚げをしなければならないし、新たな取引も謝絶(お断り)します。そうなると、相手は経営が破綻してしまうので、必死になります。それで、顧客先に拉致されるような、大変なことが起きるのです。だから慮りもあって、女性には危険が少ない窓口やミドル業務を任せていたのでしょう。男の人は危ないけど出世する仕事、女の人は安全な分、出世しない仕事と住み分けていたのを、一気に変えつつあります」(前出女性)
朝起きたら管理職! というシンデレラハラスメント
ずっと事務職として育てられ、いきなり管理職に指名されたら……、本人たちからも悲鳴の声が上がることになりそうです。