過労死の予備軍は、両方に該当する38万6900人ほどと見積もられます。私が住んでいる多摩市の人口の3倍近くです。正社員全体に占める割合は1.2%、およそ83人に1人なります。
このデータを面積図で表現してみましょう。
青色の「週75時間以上」と、赤色の「年間300日以上」の正方形が重なったブラックの部分が、過労死予備軍ということになります。
なお、危険なブラックの比重は、職業によってかなり違っています。激務といわれる勤務医(歯科医師、獣医師は除く)についても、同じ図を作ってみました。左側は正社員全体、右側は医師のグラフです。
「週75時間以上」&「年間300日以上」の過労死予備軍は、正規職員全体では1.2%ですが、勤務医では14.5%、7人に1人にもなっています。なるほど、巷で言われていることが可視化されていますね。
67業種中の過労死予備軍ワースト業種10
他の職業はどうでしょう。67の職業(正規職員)について、同じ意味の過労死予備軍の割合を出してみました。上位10位は、以下のようになっています。