上司の音楽のこだわり話は、面倒臭い
ただ、サラリーマン的に問題なのは、今月の会社の飲みの席で、男性上司から高い可能性でこの話題が出ること、それにどう対応するかということではないだろうか。
上司の音楽のこだわり話は、面倒臭い。下手にコメントすると、地雷を踏んでしまうからだ。詳しいぞアピールをすると逆にマウンティングを喰らってしまう。そう、今では会社の「マリオネット」に過ぎない彼らにも、ロックの魂があるのだ。
売れた曲しか知らないくせに、当時の彼女とのデートで江ノ島に行ったときに黙って「ONLY YOU」をかけた経験がある奴などがとくに面倒臭い。これに合わせて、音楽にちなんだ数々の女性遍歴を話し出すからタチが悪い。今なら、男性同士の会話でもセクハラと言われる時代ではあるが。話を聞くだけで、ブルーになる。まさに「B・BLUE」ではないか。
過去の海外赴任の経験と重ねて「NO.NEW YORK」なんて話し出す親父ギャグも迷惑だ。こっちはすっかり「CLOUDY HEART」である。しかし、もっと面倒臭いのはスマホに昔のコピーバンドの写真、音源、動画を入れるタイプの奴だ。特に、肉体労働のバイトをして、その給与で買った布袋寅泰モデルのギターなどは無条件で礼賛せざるを得ない。