男性はアプリで知り合ったある女性とうまが合い、真剣交際に発展した直後にささいな言い合いがきっかけですぐに破局。翌日にはまたティンダーで女性を探す日々に戻ってしまった男性は、このループを幾度となく繰り返してきたという。
米国発のティンダーは2012年にサービスを開始し、今では5000万以上のユーザーを有する世界最大規模のマッチングアプリだ。位置情報サービスを使用するため、近くにいるユーザーの写真がタイムラインに流れてくる。写真をタップすると相手のファーストネームや年齢など、ごく簡単なプロフィールが表示される。写真を右にスワイプすると「LIKE(気に入った)」、左にスワイプすると「NOPE(気に入ってない)」となり、自分と相手がお互い「LIKE」し合ってはじめてメッセージが交換できる。
前出の番組では男性が、時に「(間違えて)ブスにいいねしてしまった」などと吐き捨てながら、商品カタログを見るかのように今夜のデート相手を探す。彼の友人が発した「出会いアプリがあると、女の子を一人“消去”しても簡単に次が見つかる」「(彼は)より良い子を求めている」という指摘がマッチングアプリの暗部を浮き彫りにする。世界中の人と簡単に繋がれるようになったテクノロジーの進化は、皮肉にも恋愛の「ポイ捨て」や恋人の「ロンダリング」を招いたのかもしれない。
マッチングサービス市場は右肩上がり
20-30代のマッチングサービスの認知度は4割に迫る。スマホ利用者の消費者動向をリサーチするMMDLabo株式会社(東京都)が16年2月に発表した調査では、20-39歳の男女7245人にマッチングサービスを知っているか聞いたところ、認知度は38.2%だった。
さらに「知っている」「聞いたことがある」と回答した2764人のうち利用経験者は22.8%、今後利用したいという回答は18.3%となった。