毎年発表されている「住みたい街(駅)ランキング」に、異変が起きている。「北千住」や「赤羽」など、これまであまり見向きもされなかった街が、人気エリアとして浮上している。今後、どんな街が浮上して、どんな街が寂れていくのだろうか。 [常井宏平,ITmedia]
毎年発表されている「住みたい街(駅)ランキング」に、今、異変が起きている。大手不動産情報サイト「HOME’S」がユーザーを対象にした調査に基づいて発表した「買って住みたい街ランキング首都圏版」では「船橋」が、そして「借りて住みたい街ランキング」では「池袋」が、「吉祥寺」や「恵比寿」といった人気の街を押さえて1位になったのだ。
また各種ランキングでは、「北千住」や「赤羽」など、今までは見向きもされなかった庶民的な街が、新たな人気エリアとして浮上している。今後、どんな街が浮上して、どんな街が寂れていくのか--。住む街を決めるうえでは、常に動向をチェックしておく必要がある。
買って住みたい街ランキング1位はなんと船橋に
HOME’S総研が発表した「2017年 買って住みたい街ランキング首都圏版」では、船橋が1位に輝くという意外な結果が出た。今までは、地域イメージが良かったり、大規模マンションや駅周辺の再開発で地域のポテンシャルが向上する街(駅)がランクインしていた。 2016年のランキングと比較しても、上位を占めた吉祥寺、横浜、恵比寿は軒並みランクダウンし、吉祥寺と恵比寿に至っては圏外まで落ちた。