言われたことをやれば… 意識高い同期をバカにしてきた50代に“回ってきたツケ” (5/5ページ)

※写真はイメージです(Getty Imeges)
※写真はイメージです(Getty Imeges)【拡大】

  • 永井孝尚『「あなた」という商品を高く売る方法』(NHK出版)

 ポイントは「自分ができること」だけではダメだということです。相手が必要としていることが大前提となります。しかし相手が「自分ができること」のほかに選択肢を持っていれば、あなたの価値はまだじゅうぶんに高くありません。相手にとって「唯一の存在」になることではじめて、「あなた」という商品の価値は大きく高まるのです。

 このバリュープロポジションを作る際に、大切なことが一つあります。相手の言いなりになってはバリュープロポジションは作れないということです。相手にとって「唯一の存在」になるために、相手の課題をサキドリして考え、解決策を作り出すことが必要です。落合がバカにしていた「意識高い系男」の山田は、まさにこの課題のサキドリと解決策への取り組みを30年間続けていました。「山田しかできないバリュープロポジション」を作り上げた結果、現在は本社の本部長に就任しています。

 一方で、落合は30年間上司が言うことだけしかやってきませんでした。そして技術が進化したいまでは、言われたことをやるだけならば、その多くのことは彼よりITやAIのほうがより速く確実・正確にもできてしまいます。会社の言いなりではキャリアは築けません。会社の言いなりは一見リスクは低くみえるでしょう。しかし、実は長い目で見ると「自分という商品づくり」を怠ることにつながり、最もリスクが高い選択肢なのです。

 ここまで前回、前々回と3回の連載を通じて、ビジネスパーソンの商品づくりについて考えてきました。より詳しくは、『「あなた」という商品を高く売る方法』(NHK出版新書)で、最新マーケティング理論をベースにして「自分という商品づくり」を考える方法論を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

 永井孝尚(ながい・たかひさ)

 マーケティング戦略アドバイザー

 1984年慶應義塾大学工学部卒業、日本IBM入社。マーケティング、人材育成を担当。2013年に退社し、マーケティングの本質を伝える講演や研修に従事。主な著書に、シリーズ60万部の『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)、10万部の『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(SB新書)などがある。

 (マーケティング戦略アドバイザー 永井 孝尚)(PRESIDENT Online)

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。