富裕層の私が月100万円分の肉を食べる理由 実は美味さが目的ではない (6/7ページ)

画像はイメージです(Getty Images)
画像はイメージです(Getty Images)【拡大】

 月100万の肉、贅沢だとも高額だとも思わない

 それにしても月に100万円の肉……。

 「贅沢な食事をして!」とおしかりを受けるかもしれません。しかし、僕はこの100万を高額だとは思いません(当然、仕事の打ち合わせを兼ねていますので投資回収はできています)。安易に腹を満たそうと体の炎症を起こすリスクもあると言われる糖質を摂取して、寿命を短くするのは本当にばかげています。

 もちろん、肉(タンパク質)を過剰摂取すると脂肪に変わってしまうので、余計な注文をしないように必ずコース料理を事前予約しています。ネット予約する際に、たいていの店の受付画面には客が食べられない食材の有無を記入する欄を設けています。そこに「糖質NG」と書いておけば、何の問題もなく外食できます。

 “投資”をすると、もったいなくて「いまさらデブに戻れるか!」と

 そうした日頃の心がけで少し痩せてくると、性別が何であれ、美容にもお金をかけたくなるのが人情というものです。美容にこれまで何の興味関心もなかった僕もシミ取りのためのトーニング、VIOラインを含めたヒゲ、ワキ、アシなどの全身脱毛、歯のホワイトニングにお金を注いでいきます。

 その中で、アンチエイジングへの投資もするようになり、長寿のために寿命を延ばすとされるメトホルミンなどのアンチエイジング系の処方薬を服用するようになります。

 そうやって美容・アンチエイジングに投資していくと、もったいなくて、ますます「いまさらデブに戻れるか!」と思い始めます。いまの生活を一日でも延ばすために健康に長生きしたいとも思い始めます。

 そうなると、富裕層はもともと強い自制心を持っていることが多いですが、さらに強力な自制心が働いて、一生、糖質制限食で生きていこうと思えてきます。

 人間の体のメカニズムに関する情報、長寿に関する情報に異常なほどに鋭敏になってきて、医学論文を読んだりして食生活の改善に一層拍車がかかります。健康と美容の相互作用が働くんですね。

「寿命はお金で買える」は間違いとは言えない