受付嬢をうならせた「一流の雰囲気を漂わせる男」 誰もが持っている“あのアイテム”の使い方に思わずため息… (2/4ページ)

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 私が度肝を抜かれたお客様は、ハンカチをそんな風に使うわけではありません。カバンの下に敷くために持っていらっしゃったのです。初めてその光景を見たとき、衝撃が走りました。

 そのオフィスは和室のようなつくりになっていて、靴を脱いで入室する会議室がありました。そこにお茶を出しに入った際に目にした光景でした。

最 初は理解するのに時間を要しました。「もしかしたら畳が汚れていたのかな?」とか「カバンが壊れちゃったのかな?」などと想像しましたが、答えはそのどちらでもありませんでした。

 そのお客様が再訪された際に思い切って聞いてみたのです。「どうしておカバンの下にハンカチを敷いてらっしゃるんですか?」と。

 そうするとお客様は「カバンは靴と同じくらい汚れていると思うんです。僕らは電車で移動しますし、いろんなところにカバンを置きます。靴は脱ぐのに、カバンは気にしないっていうのは失礼に当たると思いまして……。もちろん通常の会議室ではハンカチは敷きませんよ」と丁寧に教えてくださいました。

 さらには「仕事のシーンだけでなく、例えばお客様のご自宅などに招かれる場合や、お仕事の商談がご自宅などの場合も同じようにハンカチを敷きますよ」と。なんとそのあとに「そういうアポが想定される日は靴下も新品を履いて行きます」とこそっと教えてくださいました。

 このときは目からウロコすぎて、思わずため息が出ました。接客が仕事である受付嬢をもうならせる、営業マンのかがみのような方ですよね。私はさらに質問しました。「ご自身で考えてそうするようになったんですか?」

お客様はこう言いました。

 「いえ、新卒で入社したときの先輩の教えです。その先輩から『例えば自分の家に、どこに置いたかわからないカバンをベッドの上に置かれたら嫌だろ?』と言われてハッとしたんです」

ボールペンをプレゼントされたお客様のその後