東大・京大生が選んだ「人気100社」 トップ10は外資コンサルに人気集中 (4/6ページ)

 もう1つが「ケース面接」。ベンチャー企業やコンサルティング業界・投資銀行で用いられる場合が多く、「日本への観光客を10年で2倍にするには?」など、こちらも明確な答えのない問いが出される。フェルミ推定と同様に論理的思考力と、自分の思考の過程を説明するプレゼン能力が問われる内容だ。

 人気企業も、その選考方法も日に日に変わる就活市場。「自分の頃はこうだった」とトレンドを押さえずに子どもの就活に口を出してしまうと、見当違いなアドバイスをすることになりかねない。対等な目線で、最新状況を見極める姿勢が求められている。

 ▼親世代には理解不能な最新就活事情

 ・トヨタよりもマッキンゼー

 日系の大手企業よりもコンサルティング会社をはじめとした外資系企業に人気が集中。入社後3~4年で転職や独立を考えている学生が増えてきているため、日系企業に比べて短期で集中的にスキルアップできる外資系企業が注目されている。

 ・トップ企業内定者は3年春から就活開始

 外資系企業は大学3年生の春から、日系企業でも夏や秋にはインターンを開始するケースが多い。本選考も外資系企業、ベンチャー企業は大学3年の9~12月に選考のピークを迎えるため、早い段階から動きだすことで就職活動を有利に進められる。

 ・リクナビよりもSNSで情報収集

 学生がリクナビ、マイナビを中心に活動していたのは一昔前の話。最近ではこれらのサイトよりもツイッターや、みんなの就職活動日記(みん就)といった生の声が拾えるSNSや口コミサイトから情報収集する手法が主流になっている。

 ・「選考会」化するインターン

 インターンは、選考直結型と本選考に影響しないものとに分類される。選考直結型はもちろんだが、直接採用につながらない場合でも社員に好印象を与えられると選考過程が免除されるなど、優遇措置がとられるものがあるので万全の準備をして臨みたい。

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